しょーもなすぎて草
皆さんは「ラッセルの幸福論」を読んだことがあるだろうか。
「三大幸福論」の1つであり、イギリスの哲学者バートランド・ラッセルが著者である幸福論。
その中の一節
'退屈'は,本質的には,事件を望む気持ちのくじかれた状態をいい,事件は必ずしも愉快なものでなくてもよく,'倦怠の犠牲者'にとっては,今日と昨日を区別してくれるような事件であればよい。退屈の反対は,ひと言で言えば,快楽ではなく興奮である。
ここのフレーズは、オタクならば知っているのではないだろうか。
アニメ「PSYCHO-PATH」に登場するキャラクター、槙島聖護が「ラッセルの幸福論」から引用した一節だ。
「人は"退屈"を恐れ、幸福であれ不幸であれ"興奮"を求めている。」
そう、私も同じように。
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2019年1月26日、バトルスピリッツ神煌臨編第4章『神の帰還』の発売により大きく強化された過去テーマが存在する。
それが今回の主役でもある光導スピリットである。
初登場は星座編、その後も再録にスペシャルデッキセット、裏12宮ブレイヴ・12宮アルティメットとしてのリメイク、当然ながら全てリバイバルもされている。
どっかの白蛇帝とはえらい違いだな。
そして新弾に収録されているのは、12宮スピリットが転生した存在「天生12宮」である。
今までの光導スピリットと違い、低コストかつ全ての色のシンボルで軽減することが出来る。
その中の1枚に天星12宮光星姫ヴァージニアというカードがある。
ゴッドシーカー互換なのに上にも下にも戻せる。
上にも戻せる?
???「もっと、興奮したくはないか?少年」
お、お前は...‼️
魔道双神 ジェミナイズ!!
俺は...興奮したい...
俺の本能が訴えかけてくるんだ!
「もっと興奮をよこせ」
うおおおおおおおおおおおお!!!!!!
俺の全てを捧げる!苦痛でもいい!俺を興奮させてくれ!ジェミナイズ!
◼デッキリスト◼
◼デッキコンセプト◼
ジェミナイズを起点に、大型スピリットをバンバン踏み倒していく興奮デッキ。
デッキパワーを大幅に落とすことで、ダイテイオウとは比較にならない†興奮†を獲得した。
◼回し方◼
- 興奮します
- 興奮します
- 興奮します
- 興奮します
- 興奮します
興奮した時点で、試合に負けても勝負に勝っている。
つまり負けることはない。
◼各カード解説◼
・《魔道双神 ジェミナイズ》
このデッキにおけるキーカードの1つ。
今まで高コストの光導しかおらず、単色で組むことを余儀なくされ、十分にその捲り効果を発揮することが出来なかった。
しかし、今回の「天生12宮」の登場により(私の中での)評価は一変。コストが低く、軽減が全色になる天生12宮を使うことで、より強いスピリットを色に関係なく採用出来るようになった。
特に、ヴァージニアとの相性は完璧で、次のジェミナイズの弾を用意しつつ、3枚の中から1枚選んで踏み倒せるミラクルとミステリーの扉もビックリのコンボを行うことが出来る。
当然、デッキの核になる為3投。
・《天生12宮光星姫 ヴァージニア》
転生12宮の内の1枚。
序盤はゴッドシーカー、中終盤はジェミナイズの優秀な弾になる、このデッキのキーカードその2。
また、ネクサス耐性付与も非常に強力で、後述する詰めプランにも使用される。
・《天生12宮 水星機アクエリーズナー》
天生12宮の内の1枚。
召喚時にボトムバウンス除去、Lv.2からは光導に重装甲:赤紫白を与えられる。
この光導に対しての耐性ばら撒きが非常に強力で、ジェミナイズの生存確率を非常に高めてくれる。
また、ヴァージニアのような他の天生12宮の耐性と合わせることで、装甲の弱点である無色化にも対応出来る。
序盤から終盤にかけて腐ることがなく、詰めプランの必須パーツということもあり3投。
・《天生12宮 樹星獣セフィロ・シープ》
天生12宮の内の1枚。
召喚時にダンデラビットの光導版ともいえるコアブーストを行え、常時効果で光導にコア除去耐性を与えられる。
その最大の利点は勿論召喚時効果にある。
序盤に2コア増やせるのは非常に大きく、ジェミナイズの着地ターンをかなり早めることが出来る。
また、終盤に置いてもジェミナイズがいる状態で召喚した際には、召喚コストと召喚時効果のコアブーストで±0で場に出せるため、タダで捲りを行うことが出来る。
序盤から後半に掛けても、腐る場面が一切ないため3投。
・《天生12宮 魔星人シュタイン・ゴイル》
天生12宮の内の1枚。
召喚時に1枚捲り光導なら回収。
ジェミナイズが出ている時に出すと非常に強く、フル軽減1コストで次の光導の弾を用意しつつ捲ることが出来る。
序盤から手札を減らさず盤面展開でき、終盤もジェミナイズの弾として非常に優秀な為、3投。
・《天生12宮 鋼星騎スコルリッター》
天生12宮の内の1枚。
アレックスの代わりに入れてますが、光導のサポートを受けられる為、ヴァージニアやシュタインゴイルで回収出来るのは、アレックスにない強みである。
アタック時効果も強力で、たまにビートプランで使う。
・《白蛇帝アルデウス・ヴァイパー》
このデッキで踏み倒したいカードその1。
強力な召喚時効果は、バトルスピリッツにおけるヴィルヘルムと言っても過言ではないでしょう。誰がなんと言おうとヴィルヘルムなんだ。
ちなみにこのデッキには地下帝国を採用していませんが、踏み倒せば0コストなので問題ない。
また、地下帝国を採用せず踏み倒しギミックを併用することで、3枠を無駄にすることなくデッキを構築出来る。
・《光導龍騎ゾディアックアポロクリムゾン》
このデッキで踏み倒したいカードその2。
地下帝国でも軽減できず、たとえ召喚しても召喚時の使えない雑魚キャラだったが、今は違う。
天生12宮の強力な耐性付与、ジェミナイズによる踏み倒しの容易化。
序盤から踏み倒してこのカードを召喚し、ほぼ完全耐性に近い光導が大量に盤面に出てくるのは、それだけで驚異になるだろう。
後述するリブラ+天生12宮を揃える為にも使うので3投。
・《断罪の滅龍ジャッジメント・ドラゴニス》
バトスピプレイヤーに
「このゲームで、1番踏み倒して興奮するカードと言えば?」
と、質問すれば必ずと言っていいほどこのスピリットの名前が挙がるだろう、バトスピ屈指の興奮カード。
序盤から追加ターンを貰った時の興奮度は計り知れない。
・《天秤造神リブラ・ゴレム》
このデッキで踏み倒したいカードその4。
このデッキのメインフィニッシャーである。
今まで、創界神やバースト、フラッシュによる除去によって、連パンでデッキを削りきることは難しかったが、天生12宮による圧倒的な耐性付与によって、その詰め性能を高めることが出来る。
創界神ワンショットが生み出した非人道的コンボ、シャイニングソードリブラ+天生12宮の耐性付与まで決まってしまえば、対戦相手は泡を吹いて倒れるだろう。
・《輝きの聖剣シャイニング・ソード》
リブラゴレムとのコンボだけを狙っての採用。
地味にジェミナイズで踏み倒すことも出来る為、リブラゴレムと2枚揃えるのもそこまで苦ではない。
・《エイプウィップ》
とりあえず
玩具に入れとけ
エイプウィップ
・《スピリットサンタ》
バトルスピリッツで、唯一単体で無条件に踏み倒しができるカード。
基本はジェミナイズの5枚目としての採用だが、天生12宮のおかげで0コストで召喚でき、コスパが良い。
ただし、序盤で適当に使うと対面の捲りが強くて生ゴミにされるので、興奮のし過ぎには注意が必要である。
・《運命のルーレット》
ライフ減少時に1枚手札を増やし、自分のターン終了時にデッキトップ3枚を並び替えられるネクサス。
これにより、ヴァージニアがなくともある程度デッキトップを操作することが可能であり、ジェミナイズの為の黄シンボル確保もできる。
決して創界神ダンが高くて買うのを諦めて、その穴埋めという訳では無い。
ジェミナイズと馬神弾を一緒に入れちゃうと、コアブリットの脱出装置が壊れて帰って来れなくなっちゃうだろ!いい加減にしろ!
・《白晶防壁》
運命のルーレットを馬神弾に変えて、ここもクローズドジェミニに変えたい(本音)
◼最後に◼
こんなクソデッキにわざわざ解説なんて要らなかっただろ...
ここまで書いてきましたが、半ば後悔しております。
そもそも、これを「アルデウスのデッキ」として認めて貰えるとは到底思わないんですけど。
最初は光導アルデウスなんて言ってましたけど、途中からジェミナイズブラスターとかそれっぽい名前に言い換えてた辺りから、もうこのデッキはアルデウスじゃないのかも知れません。
やっぱり地下帝国と一緒に採用してこそのアルデウス、と感じた今日この頃でした。
オチもないし、最後も「ラッセルの幸福論」から引用しますか!
過剰に興奮に満ちた生活は,心身を消耗させる生活であり,そこでは,快楽の必須の部分と考えられるようになったスリルを得るために,絶えずより強い刺激が必要となる。過度の興奮に慣れた人は,胡椒を病的にほしがる人に似ており,そのような人は,ついには,ほかの人なら誰でも窒息しそうなほど多量の胡椒でさえ味がわからなくなる。